東京都防災士会のNPO法人化にあたり、理事長の大林一洋理事長よりご挨拶の言葉をいただきました。

2024年8月に小池百合子東京都知事の認証を得て特定非営利活動法人(NPO法人)東京都防災士会が設立されました。この設立にはいろいろな理由がありますが、あえて一つ挙げるなら、いわゆる「公助と自助/共助を結ぶ架け橋」になるためです。
防災に関して一般の住民は、公助に対して過度の期待をする一方、何かあれば不平不満を口にするだけで、災害時に自分自身が何をすればいいのかということに我がごととして向き合っていないのではないでしょうか。
また、行政機関も災害時の不都合な事実について積極的に住民の理解を得ようとしているとは思えません。もちろん、東京都内には防災に関して多くの団体がすでに存在していますが、身近な地域の中だけあるいは特定の分野だけでの活動が多く、東京都民を誰ひとり取り残さないための枠組みになっているとはいえないのではないかと思います。
また、行政も防災訓練などを活発に実施しているものの、どうしてもイベントに特化しがちであり、フェーズフリーな施策にまでは至っていないのが現実ではないかと考えます。
そこで、「誰ひとり取り残さない」ことを理念として、公助と共助/自助を結ぶ東京都全体の枠組みとして東京都防災士会が設立されたという次第です。防災士はもちろん防災士ではない方でも東京都防災士会に入会して防災について我がごととして考えていただき、いざという時に自分自身や大切な家族の命を守っていただければ幸いです。