2025年1月12日のNPO法人東京都防災士会定期防災セミナーでは4人の専門家のお話を伺いました。
第1弾となる今回は、東京消防庁防災部防災安全課 地域防災係長の髙本正和氏による「マンション防災について~東京消防庁における防火防災訓練の推進~」をお送りします。
目次
- 東京都での被害予想
- 東京消防庁の取り組み
1. 東京都での被害予想
30年での発生確率が70%となっている、南部直下地震や多摩東部直下地震は被害が大きいと想定されています。東京都は各地で被害が異なりますが、特に火災には注意が必要です。
出火件数は南部直下地震で623件、多摩東部直下地震で599件と想定されています。一度出火してしまうと燃え広がるため、被害は大きくなります。
ご自身の住んでいる地域の被害想定を確認してください。
詳細は、東京都防災ホームページ「首都直下地震等による東京の被害想定(令和4年5月25日公表)」をご参照ください。
2. 東京消防庁の取り組み
防災訓練の実施件数は新型コロナウイルスが蔓延した令和2年に減少しました。その後増加に転じましたが、令和5年現在、依然コロナ禍前より少ないままです。このような状況を鑑み、東京防災庁は以下のような取り組みを行なっています。
まちかど防災訓練
まちかど防災訓練車を使い、防災訓練に出向くプッシュ型の防災訓練を行なっています。大規模は商業用施設に訪れることもあります。
都内在住の外国の方々に対する防災訓練推進
東京都の統計によると、東京都には令和7年1月現在、72万人の外国の方々が在住しています。外国の方をターゲットとして、防災訓練を行なっています。
マンションにおける防災訓練
マンションにてARも活用して防災訓練を行なっています。煙の濃度を変えながら火災をシュミレーションし、消火までの流れを体験します。火災の自分事化を促しています。ARは消防署で貸し出していますので、ご活用ください。
町会・マンション みんなで防災訓練
複数のマンションで防災訓練を行なっています。
詳しくは、生活文化スポーツ局「町会・マンション みんなで防災訓練」をご確認ください。
今年度中に東京消防庁のマンション対策の動画・チラシが完成予定です。ぜひご覧ください。